法要は故人を偲び、冥福を祈るための行事です。ホテル南風楼では、”感謝の思いを形に”するおもてなしを目指しております。
格調高い儀式と穏やかなお食事会をご用意しながら、施主様のご法要をお手伝いいたします。皆様で和やかに個人を偲ぶひとときをお過ごしください。
- 施主と日取りの取りきめ
- 準備は三、四か月前から始めたほうが良いでしょう。
最初は施主の決定ですが、施主はおもに、葬儀で喪主になった人が務めます。儀式を午前中に行い、ご会食を昼食に合わせるのが主流です。
日程は一般に、命日の直前の休日に執り行われることが多いようです。
遠方からのご来客が多い場合は無理のない時間に調整するとよいでしょう。
- 招く人
- 儀式に招く方の選定は、故人との関係者を中心に進めるとスムーズです。
三回忌以降のご法要は、親類や友人を中心とした関係の深い方を呼んで行われるのが一般的ですが、一周忌までは、故人が生前お世話になった方々(近親者、友人や知人、職場の関係者など)を広くお招きしましょう。
- 案内状の送付
- 式の2月前には案内状を送付します。
返信はがきを案内状に同封すると、大勢の方をお招きするときに負担になりません。兄弟や親しい方への通知は電話だけでも良いでしょう。
案内状に決まった書き方はございませんが「故人の何回忌のご法要か、日時、会場」は必ず記入します。
目上の方、故人の関係者でも家族と深い交流のなかった方には、案内状に返信用はがきを同封すると丁寧です。
- 出欠の確認
- なるべく早めに、ご法要の申し込みや相談を済ませておくと穏やかに準備を進めることができるかと思います。
2週間前には出欠を最終確認し、席順、料理、引物等を手配します。3日前には式場の担当者と法要式、会食、引物などをチェックすると安心です。
キリスト教ではカトリックが「追悼ミサ」、プロテスタントは「記念式」、神道では「霊祭」と形式は異なりますがご法要と同じような行事が行われます。
季節の食材を使った食膳でみなさまをおもてなしいたします。
ご予算とご要望に合わせ、4,400円プラン 5,500円プラン 6,600円プランの3種類をお選びいただけます。
ご会食
- 4,400円プラン
- 5,500円プラン
- 6,600円プラン
【お品書き】先付・凌ぎ・椀・造里 ・焼物・煮物・強肴 ・止肴・食事・水物(一例)
- ※季節によって変更になることもございます。
- ※詳細はお問い合わせ下さい。
- ※すべて税込金額となります。
※すべて税込金額となります。
- (1)送迎(15名様以上)サービス
- (2)祭壇・写真立てサービス
- (1)お造り盛り:8,800円
- (2)花(祭壇用):1,100円
- (3)陰膳:1,100円
- 案内状準備
- 案内状の文案・柄の決定、引物のご検討、親類縁者、個人の関係者等の名簿のご準備
- 案内状原稿を作成
- 関係者の名簿完成(宛名書きのお客様)、印刷枚数決定 ※仮刷りの確認も済ませます
- 印刷・宛名書き
- 切手を準備し、送作業を完了したのち、投函
- お料理・祭壇・引物等の確認・打ち合わせ
- 案内状返信締切日
- お席順の打ち合わせ、お料理等のリクエストを手配
- 来客数の確認
- お席順の打ち合わせご決定、お料理等のお手配完了
- ご出席のお人数確定
- 当日はご遺影・ご位牌をお持ちのうえ、お来しくださいませ。
- 年回忌や祥月命日が重なった場合
「家族の七回忌と十三回忌が重なる」など、同年に年忌法要が重なる場合、回忌の近い他の故人と一緒に法事を行うこともあります。
しかし、七回忌くらいまでは併修は避け、故人に対する懐古も深い一周忌や三回忌は、丁重に営みたいものです。祥月命日の重なり、ほかの祝い事との重なりなど、多忙の中で法要の日程を変更しなければならないときがあります。
また、平日でのご法要というのも難しいと思われますので、祥月命日にご法要が行えない場合は、少し前の休日に行うのがよいでしょう。法要は故人への供養を営む場ですので、思いやりと、感謝の気持ちを持って日程を組みたいものです。
- 式典前
- 開始時刻が近づいたら、参列者は仏壇に向かい着席します。
施主ないし法役(世話役)が仏壇に仏飯を供え、灯明をつけて線香をあげます。
- 僧侶の入場
- 僧侶入場を待ちます。僧侶が入場して仏壇の前に座ったら、施主が参列者に謝辞とともに「ただいまより故○○の一周忌法要を営ませていただきます」と挨拶をし、僧侶に一礼をします。
- 読経とご焼香
- 読経が始まりますので、静かに拝聴し、僧侶が合掌礼拝する場面は参列者も合掌礼拝します。
僧侶が「ご焼香を」という言葉を発したら、施主からご焼香をします。
法要では、席順のスムーズなご焼香を心がけるようにすれば問題ありません。
- 式の終わりに
- 読経、ご焼香が終了次第、僧侶が参列者の方を向いて法話(仏教のためになる話)をします。
最後に、一同合掌して一礼します。
僧侶が退場したら、施主は参列者に向かってお礼の挨拶を述べ、ご法要は終了します。
- 施主が始めと終わりにあいさつ
-
ご法要は葬儀ほど格式ばったものではありませんが、多くは次のような形で進められます。
- 1. 開始時刻が近づいたら、参列者は仏壇に向かい着席します。
- 2. 施主ないし法役(世話役)が仏壇に仏飯を供え、灯明をつけて線香をあげます。
1、2が終了次第、僧侶入場を待ちます。僧侶が入場して仏壇の前に座ったら、
- 3. 施主が参列者に謝辞とともに「ただいまより故○○の一周忌法要を営ませていただきます」と挨拶をします。
- 4. 僧侶に一礼をします。
- 5. すると読経が始まりますので、静かに拝聴し、僧侶が合掌礼拝する場面は参列者も合掌礼拝します。
- 6. 僧侶が「ご焼香を」という言葉を発したら、施主からご焼香をします。法要では、席順のスムーズなご焼香を心がけるようにすれば問題ありません。
- 7. 読経、ご焼香が終了次第、僧侶が参列者の方を向いて法話(仏教のためになる話)をします。
- 8. 最後に、一同合掌して一礼します。
僧侶が退場したら、施主は参列者に向かってお礼の挨拶を述べ、ご法要は終了します。
- 施主のあいさつ例
-
「あいさつは苦手」という方も多いようですが、法要の際には施主があいさつを行います。
厳格なあいさつを考えるよりも、素直な気持ちで、穏やかにあいさつを行えば、気持ちがすっきりとついてきます。- あいさつ例①
- 本日はお忙しいところ、亡き○○の一周忌法要にお越しくださり、誠にありがとうございます。
早いもので、○○が亡くなってから一年が経過しました。この間も、私どものために何かとご助力いただき、厚くお礼申し上げます。私も亡き○○に励まされるように、日々を過ごしてまいりましたが、今日のこの日を迎えて、もう一年が経ったのかと、日時の経過の早さに驚いています。今は○○のいない生活にも慣れ、少しずつ調子を取り戻しつつあります。これも皆様のおかげでございます。
本日はささやかな膳をご用意いたしました。故人の思い出を語りながら、どうぞゆっくりおくつろぎくださいませ。
- あいさつ例②
- 本日は亡き故人の法要に、皆様ご多忙の中お越しくださいまして、誠にありがとうございます。
故人も、親しい皆様のお元気な姿を拝見し、心から喜んでいることと思います。
このように大勢の方にお集まりいただけましたことは、故人がいかに多くの方との出会いに恵まれ、幸福な生涯を過ごしたかの証でもあります。
皆様方には、改めてお礼を申し上げます。
本日は在りし日の故人との思い出話などを語り合えればと、ご連絡差し上げました。
粗酒、粗肴ではございますが、皆様にはお時間の許す限りお過ごしいただきますようお願い申し上げます。どうぞごゆるりとお寛ぎください。
島原半島の厳選された食材をふんだんに使用した、和の味覚こだわりのお食事をはじめ、式の司会やスライドDVDの作成などホテル南風楼で法要を開催されるお客様を精一杯サポートさせていただきます。個人を偲ぶ、誠意あふれる法要でおもてなしさせていただきます。
- 式の司会進行を完全サポート
-
当日の司会進行は、終始、当館ホテルの担当者が完全サポートいたします。
「法要での挨拶には自信がない」「供養の作法が不安」そんなお客様の不安解消に助力いたします。
- 会場も人数・顔ぶれに合わせて
- 何と言っても、会場は、式典の内容や出席者の人数・顔ぶれに配慮して選びたいものです。
南風楼ではご焼香ができる畳会場や、椅子・テーブル席、パーティ会場など、年齢層や雰囲気に配慮した部屋をお選びいただけます。
お好みで会場をセレクトできるのも、ホテルで法要を開催するならではといってよいでしょう。
- ご希望の雰囲気作り、演出を
- 当館では、仏式、キリスト教式、神式、それぞれの法要に配慮し、会場を選ぶことができます。また、それぞれにふさわしい祭壇やお花でご来場のお客様をお迎えいたします。主催者様のご希望に合わせて、集合写真の手配や着付け、ヘアセットなども承ります。
スライドやビデオの上映、愛用品、趣味の品などの展示等、あたたかな語らいのひとときを演出いたします。
事前に思い出のお写真や映像をご提供頂ければ、当方にてスライドDVDを作成致します。
- 自由法要について
最近では、一つの宗教や宗派にこだわらず、故人を偲ぶ追悼会を催すことも増えています。
一般的には、ホテル等の会場に親しい関係者が集まり、ご会食を共にしながら故人とのご縁を大切にするなど、宗教や宗派にとらわれず故人を偲びます。
形式は自由ですが、個人が生前好んだ花を祭壇装花に使用したり、集合写真の撮影、思い出の写真のスライドやビデオなどの上映などを催すことも可能です。
南風楼では、自由法要の開催も承っております。
- 新盆には特別なご法要を
「新盆」または「初盆」とは故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事をいいます。
一般に八月十三日~十六日とされるお盆は、先祖の魂が家に帰ってくる期間とされ、特に「新盆」では近親者を集め、特別なご法要を営みます。新しい仏様(故人)をお迎えする「新盆」は、大切な追善供養のひとつです。僧侶や親族、故人と親交の深かった人などを招いて法要を行います。
祭壇をきちんとお祭りし、心身を清め、仏様をお迎えすることで、迎える側の思いや願いもきっと個人に届くことでしょう。
法要は、故人への感謝の思いを新たに、自分自身を見つめ直す場でもあります。主催するときも参列するときも、故人への供養の気持ちを大切にしたいですね。
この項では、真心のこもったご法要を営むために、必要なマナーと知識を少しばかり紹介いたします。
- ご法要に招かれたとき
ご法要の案内嬢をいただいたら、できるだけ早めに出欠の返事をし、都合のつく限り出席しましょう。
女性は黒や紺色などのワンピースまたはスーツで華美なものは避け、男性なら服装はダークスーツで地味な色合いのネクタイ、靴下が良いでしょう。
ご法要での遅刻はもちろんマナー違反です。余裕を持って会場に着きましょう。
持参する供物料には不祝儀袋に「御霊前」「御仏前」などと記して渡します。
会場に着いたら難しく考えず、「ご供養の席に加えていただきありがとうございます。
ご焼香させていただきます」と言葉を添えましょう。やむをえず欠席するときは、ご法要当日までに供物料を送り、後日ご焼香などの配慮をすると丁寧です。
- 供物料の表書き
-
表書きは四十九日まで「御霊前」四十九日以降は「御仏前」と記しましょう。
仏式水引には黒白または双銀を用います。
神式には無地のものを使い、表書きは「御霊前」とします。- ※不祝儀袋にハスの花の絵を印刷したものは仏式なので注意が必要です。
- ※キリスト教式はキリスト教用の不祝儀袋か、白封筒を使い、表書きは「お花料」と記します。
- 仏式の作法※地域や宗派によって異なる場合がございます。不明な点はお尋ね下さい。
-
亡くなった日を入れて七日目ごとに忌日(いみび)があり、故人の供養を行います。
特に初七日と忌明けの四十九日は大切な日とされ、親類や知人を招いてご法要を営むのが一般的です。
七日目を初七日(しょなのか)、十四日目を二七日(ふたなのか)、二十一日目を三七日(みなのか)、二十八日目を四七日(よなのか)、三十五日目を五七日 (いつなのか)、四十二日目を六七日(むなのか)、四十九日目を七七日(なのなのか)と呼び、四十九日目を過ぎて「忌明け」とします。以降、故人の祥月命日(しょうつきめいにち・故人の死んだ月日と同じ月日)に法要を行い、一周忌以降のご法要は年忌法要といいます。
ご法要の当日は下記の予定を行います。(1)僧侶を招いて読経してもらいます。(2)遺族や友人、知人が仏壇にお線香をあげます。
(3)終了後は、「お斎(とき)」というご会食の席を設け、僧侶と参列者をもてなします。ご会食が済んだ後は別室にて僧侶への謝礼を渡します。「お布施(おふせ)」と書き、白い無地の封筒に入れ、僧侶が早く帰る場合には法要終了後に渡しましょう。
- 初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日
- 七七日は、浄土に行けるかどうかの最後の審判の日といわれ、盛大にご法要を営みます。
初七日は、忌日の中でも特に重くみられています。
- 百か日
- 故人に向かって、遺族が平常な生活に戻ったことを報告します。
- 一周忌
- 亡くなった年の翌年におこなう年忌法要です。
親類、故人の知人、友人などを招き。ご法要を営みます。
- 七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌
- ごく内輪で営むことが多い年忌法要です。
- 三十三回忌、五十回忌
- 「弔い下げ」とするご法要です。なお、仏教ではどんな罪を犯した人でも、三十三年目には無罪放免となり、清浄なる姿となって、極楽往生できるようになるといわれています。
- どうして四十九日なのか
四十九日は生前の功罪を裁かれる判決の最終日にあたり、死者の運命が決まる裁判の日といわれています。その判決がよいものになるように祈るのが、初七日、二七日など七日ごとの追善供養なのです。(仏教宗派の多くでは、死者は七日ごとに生前の功罪を裁かれるといわれています。)
だからこそ、遺族はお経をあげ、お花を供えて故人が良い判決に導かれるよう供養するのです。この間七日ごとにご法要を行い、四十九日を「満中陰」といって、遺族は家を出ずに謹慎し、故人が極楽に行けるのを助けます。四十九日を過ぎると「忌明け」となり、通常の生活が許されました。
- お布施の由来
-
お布施はもともとはサンスクリット語で布施、施しを表す「ダーナ」に由来しています。仏法を広めるために、在家の立場から僧や寺院を支えることを意味しますが、施しをする人も「檀那(だんな)」と呼ぶようになり、それが転じて自分の仕える主人を「旦那」と呼ぶようになったといわれています。
お布施は物心両面からの救いを願って行われるものです。
(1)お金や物資などを与える「財施」、(2)仏教の教えを説く「法施」、(3)おそれをとり除く「無畏施(むいせ)」 などを実践することで、「五欲のむさぼり(財欲、色欲、飲食欲、名誉欲、睡眠欲)」から心を解き放します。
お布施とは、本来、定価があるものではありませんが、気になる方は直接、うかがう地域のお寺に聞いてみると、良い回答が得られるかもしれません。